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- 作者: 明月千里,mebae
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/12/14
- メディア: 文庫
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《グラウンド・ゼロ》からのゲームの誘い。「黒の箱庭」には、初や理解、交喙たちに加えて、初の妹・遥香の姿があった。父の死の真相を巡る確執の中、探偵殺人ゲームの幕が上がる。
<感想>
これまでは、主にモチーフとして紹介されてきた「探偵殺人ゲーム」が、ついにメインゲームとして登場。ゲームに負ければ、現実にも死に繋がるという緊張感もあり、なかなか盛り上がるのだけれど、いまいちルールが掴みきれないのが難点。
遥香との確執には一定の決着が。この選択は、なかなか心地よい。今巻は、完結巻である5巻への前振りの要素が強く、多くの謎が残されるのだけれど、残り1冊ですべて回収されるのかしら。
ラノベもダラダラと長く続くよりは、いっそ5巻完結くらいの方が読む方も読みやすいかも。まあ、一概には言えないけれど。頭脳戦を毎回毎回書くのも、大変そうだ。