『地球の放課後』

ぶっちゃけ、今日は本業も暇だし、このHPのヒット数はちっとも増えないしなので、せめて日記を更新することにします。
今日はコミックの紹介。

地球の放課後 1 (チャンピオンREDコミックス)

地球の放課後 1 (チャンピオンREDコミックス)

<粗筋>
世界中に「ファントム」と呼ばれる謎の生命体が現れ、次々と人々が飲み込まれ、消えていく。
東京で逃げ延びたのは、わずかに四人。
彼らは、誰もいない大都会で、長い長い、いつ終わるとも知れない地球の放課後を過ごしている。
<紹介>  
生き残っている四人は、次のとおり。
高校生の正史は、何処にでもいそうな雰囲気漂うけれど、包容力があり、サバイバル知識も豊富で四人の中心。
正史と同い年の早苗と八重子。
早苗は眼鏡、巨乳、おかっぱののんびり屋。まさに俺得なヒロイン。
八重子は一見ギャルっぽいけど、実は純情な女の子。最近でいうとあなるみたいな。貧乳で早苗にコンプレックスを抱いている。これも俺得なヒロイン。
杏南は小学生。いつも明るく、破天荒な行動も多いロリ担当。まさに俺得。
 
要は、女の子が可愛いのです。
そして、みな正史のことが気になる年頃。しかし、抜け駆けもできずに互いに牽制しあう日々。
農作業をしながら、食材を求めたり、生き残っている人を探したり、単に遊ぶためだったりという理由で、様々な場所へ出かけます。
人はなく、道は冠水し、それまでとは同じようで、決定的に違う世界の中を。
決して心の底から楽しんでいるわけではない。でも、もう楽しむしかない。いつか、以前のような生活が戻ってくることを信じて。
そんな日々を送る四人を描いた作品。
 
粗筋では大変そうな印象ですが、実際はコミカルさが前面に出た作品。
たとえば、3巻の「地球で新作映画」では、レンタル店のDVDを見飽きてしまった八重子と杏南が、自分たちで映画を作ろうと言い出す。
なぜかヒロインは女装した正史。当然、まともなものができるはずもなく……。
みたいに、のどかな雰囲気が漂います。
ファントムの脅威はまだ去っておらず、その謎は解けていません。果たして、消えた人々は戻ってくるのか。そんな謎を孕みながら、現在は3巻まで刊行。以下続刊。
 
この作者の作品を読むのは初めてなのですが、手にとった理由は1巻の表紙に惹かれたから。
上記のような冠水した道路で水着を着て遊ぶ女の子、なんて図柄は惹かれないわけにはいきません。
線はシンプルで、ちょっと平板な印象も受けますが、そこが逆に味なのではと思います。
一風変わった終末もの。よければ、読んでみてください。