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- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/05/30
- メディア: 大型本
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地震や台風と同じように怪獣災害が存在する現代日本。スカイツリーを襲った怪獣を撃退した二日後、一騎と亜紀子、そしてヒメはある神社で一人の巫女と対面する。
その頃、地球侵略を狙う宇宙人たちの新たな企みが進んでいた。
<感想>
怪獣SF第三作目。一作目で怪獣と戦う公務員たちを、二作目では怪獣にはつきものの光の巨人を、そしてこの第三作目では、もうまさに怪獣大決戦という総仕上げ。科学的、神話的な検討を加えながら、読み物として最後まで手に汗握る展開。
主人公の一騎には、色々とやきもきさせられて、腹立たしいところもあるのだけれど、まあ、それだからこそ最後が効くのだろう。一応、最終回っぽい終わり方だけど、あっさりとしているし、また次作があれば楽しみにしたい。