六花の勇者 4 (スーパーダッシュ文庫)

六花の勇者 4 (スーパーダッシュ文庫)

<粗筋>
 「七人目」の脅威からいまだ逃れられぬ六花の勇者たちは、「黒の徒花」と呼ばれる凶魔の切り札の存在を知る。その秘密に迫るべくある神殿を目指す。
 一方、テグネウは人間を基にした兵器「屍兵」を作り上げる。その中にはアドレットの故郷の人たちも居た。
<感想>
 ファンタジーバトルを中心にしながらも、六人しか選ばれないはずなのに七人集まってしまった勇者たちというミステリ要素もふんだんなシリーズの最新作。いまだ七人目の正体は分からず、常に仲間の裏切りを気にしながら敵と戦わねばならないという緊張感がいいですねえ。
 ひとつ謎が解けると、またひとつ新たな謎が生まれるという展開の中で、今回のラストはまた爆弾級。続きも楽しみなのだけれど、全部でどのくらいの冊数になるのだろう。『戦う司書』シリーズと同じと考えると10冊? すると、もう中間に近いのかしらん。
 『戦う司書』みたいにアニメ化してくれると嬉しいけど、うーん、難しいかなあ。どっちにしろ、途中で切る訳にもいかんから、やっぱりシリーズ完結に合わせてだろうなあ。
 以上、個人的な願望。