人類は衰退しました (8) (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (8) (ガガガ文庫)

<粗筋>
 前回の騒動で壊滅的な被害を受けたクスノキの里は着々と復興……していませんでした。なんとかしようとする「わたし」はあれこれあって不眠症に。おじいさんは、月まで宇宙旅行。そして、あれこれあって、なんか里には奇妙な薬が蔓延?
<感想>
 相変わらず、際どいネタをほのぼの風味で覆い隠しきれずに下地が見えている状態で描くのが魅力的。とは言うものの、骨休め的な巻にはなっている。お話的には、むしろ今回の最後で起きた出来事が主題になる次巻がメインっぽい。そろそろ、人類が衰退した理由が語られ始める頃かしら。