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- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 新書
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探偵・石動と助手のアントニオは、福岡の安蘭寺にあるという秘宝の調査を受ける。顔の削られた黒い仏の祀られる安蘭寺の住職、星慧は好青年に見えるが……。
その数日前、福岡市内のアパートで身元不明の男の他殺体が発見されていた。
<感想>
結末のとんでもなさに、当時毀誉褒貶の巻き起こった作品。10年ぶりに読んだけれど、その結末以外ほとんど覚えていなかった……。こんな話だったか。結末を分かっていて読むと、なにかこんなのもかとも思ってしまうなあ。
タイトルがクロフツのもじりであり、アリバイトリックがメインなのだけど、それ自体はそこまで凝ったものでなかったのだな。記憶の中で美化されていたのかも知れない。