キッド・ピストルズの醜態

キッド・ピストルズの醜態

<粗筋>
 パラレル英国シリーズ。パンクな警官、キッドとピンクがマザーグースになぞらえられた事件に出会う短篇集。目覚めると密室の中で死体とともに目覚めた男。連続殺人鬼・革服の男を巡る事件。顔がそっくりな三人の男が幽閉される。3つの事件。
<感想>
 久しぶりに読むシリーズだけれど、お馴染みの雰囲気が味わえて嬉しい。キッドはいいキャラしている。3編とも、ミステリとして最後まで目の話せない緊張感を保っている。ただ「三人の災厄の息子の冒険」は、それはありかーと思わなくもないけれど、まあこれもこのシリーズの楽しみということでひとつ。