九十九の空傘 (ガガガ文庫)

九十九の空傘 (ガガガ文庫)

<粗筋>
 少女は気がつくと荒れ果てた街の中にいた。それまでの記憶はぼんやりとしている。青年・シグと出会った少女は、ここは人間のいなくなった世界で、自分たちは九十九神だと教えられる。
<感想>
 うーん、正直あまり合いませんでした。人間の居なくなった街で暮らす神様たち、というイメージは良いのですけれど。一冊読み切りでやるには、情報量が多すぎた感じ。主人公のカサ、シグ、アヤノのメイン三人の誰に焦点があっているのか、いまいち分からないまま。
 語られないまま終わった謎も多く、消化不良感が。
 やたらウジウジしているだけの、カサの思考もどうももどかしい。
 色々ともったいないと思う作品でした。