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ひとまず、当分の間は通常営業です。本の紹介などを。
- 作者: 東川篤哉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: 単行本
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キャラクターの掛け合いがとても面白い短篇集です。麗子の上司・風祭も良い味を出していて、とにかく読んでいて楽しい。
最近にはなかったユーモアミステリー。ちょっと古いですが、赤川次郎の風味を思い出しました。
ミステリとしても細かい点をついてきます。伏線と謎解きの醍醐味。
犯人の動機や思想なんかは完全に無視の、いわゆるゲーム感覚のミステリなので、そのあたり好き嫌いがあるかもですが、お薦め。
- 作者: 犬村小六,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/01/18
- メディア: 文庫
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素晴らしい完結編でした。物語の一方のメインである空族との戦いは前半で停戦を迎え、あとはカルエルとクレアの恋の行方に焦点が移ります。
「空の果て」でカルエルたちが見る風景、彼の演説等々、美しく、そして力強い描写が続きます。
そして、アリエルの恋もまた……。「歌えない恋の歌もある」のワンフレーズがとても素敵です。
余韻のあるエピローグが、また良い。
このシリーズは好評だった『とある飛空士の追憶』の続編として書かれ、それを超えることができるのかという期待と不安がありましたが、少なくとも『追憶』に並ぶ傑作と言うことができると思います。
- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/04/02
- メディア: 単行本
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作家の山本弘のもとにも、カイラ211というアンドロイドが訪れ、協力を求める。
空想科学を通して、現代社会や人間の本質を描くという、まさにエスエフ。
前半は比較的コミカルに話が進むけど、後半にある事件が起きてからはとても重たいテーマが描かれます。
なぜ戦争はなくならないのか、人は本当に優れた知性体なのか、完全な善意はどんな事態を招くのか。
読んだあとは、色々と考えるところのある一冊でした。